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新島と式根島の動植物

シチトウメジロ(新島)

新島村の村の鳥シチトウメジロは、スズメ目メジロ科で、体長は約12cmです。伊豆諸島の大島から島々にかけて分布しています。メジロの亜種で、メジロよりも体が大きく、クチバシが長いことが特徴です。新島村では、村のマンホールに村の鳥シチトウメジロが2羽、村の木ヒメユズリハ、村の花ハマユウが描かれています。また、三宅村の指定天然記念物でもあります。

シチトウメジロ(新島)

サシバ(新島)

サシバは、日本および極東アジアで繁殖し、南西諸島から東南アジアにかけての地域で越冬する渡り性の猛禽類です。新島では、つがいのサシバが3組確認されています。サシバの多くは里山環境、特に谷津や谷戸と呼ばれる水田や、畑、果樹園などを好んで繁殖地に利用します。食物となるのは、ヘビ、トカゲなどの爬虫類、カエルなどの両生類、アメリカザリガニや大型昆虫、ムカデなどの節足動物、ネズミやモグラなどの小型哺乳類、さらに小型鳥類など、あらゆる小動物です。

サシバ

タカベ(新島)

タカベは新島をはじめ、伊豆諸島を代表する魚。体長は約25cm。青味を帯びた体に黄色い鮮やかな縞があるのが特徴です。水深が浅い岩礁近くで、大きな群れを作り泳いでいます。脂がのり産卵期にもあたる夏が旬。6月から9月頃、漁師たちが潜水し網を磯回りに張りめぐらし網の中にタカベの群れを追い込む建切網(たてきりあみ)や、置いた網に魚がかかるのを待つ定置網漁などで漁獲されます。タカベには、細胞の老化を防ぐビタミンEが豊富に含まれています。DHAやEPAなど不飽和脂肪酸を含んでいるため、動脈硬化の予防や、コレステロールの低下を期待できます。

タカベ

ハマユウ(新島)

新島村の花、ハマユウは、ヒガンバナ科の多年草。毎年夏に花を咲かせ、平均気温15度以上の地域の海岸線に群生しています。花が、神事のとき榊(さかき)につけ垂れ下げる「木綿(ゆう)」のようであることが名前の由来。別名を浜万年青(ハマオモト)と言い、その由来は、葉が厚く万年青(オモト)に似ているからです。

新島村の花、ハマユウ

ヒメユズリハ(新島)

新島村の木、ヒメユズリハは、ユズリハ科ユズリハ属の常緑高木。温暖な地域の海岸沿いに生育し、潮風にも強い木です。一方で、風の強弱により、成長する姿を変え、風の強い場所では低木状の樹形で、風の弱い谷や内陸では樹高は10m程度に背を伸ばします。5月から6月に花を咲かせ、ゆがんだ楕円形の果実をつけ、果実は冬には黒く熟します。

新島村の木、ヒメユズリハ

イヌマキ(式根島)

式根島の東要寺境内にある常緑高木は、高さが28m、幹回りが5.3mもあり、東京都の天然記念物に指定されています。花は5~6月に雄花をつけ、10月頃には実が暗紅色に熟します。昔は子供達が競って食べましたが、今は鳥の餌になっています。素材は水湿に強いため、貴重な建築材料として使用されていました。また、風に強く、庭木や生け垣にも使用されています。

都指定天然記念物 東要寺のイヌマキ

ムラサキカタバミ(式根島)

ムラサキカタバミは南アメリカ原産の多年草で、江戸時代に鑑賞用として日本に入り、現在は関東地方よりも西で広く野生化しているといわれています。花は淡い紅紫色の5弁花で、花の中央は淡い緑色をしています。式根島では、3~10月に開花します。

ムラサキカタバミ・式根島

お問い合わせ

このページの担当は自然環境部 緑環境課 自然公園計画担当です。

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