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更新日:2023年12月11日
本事業は、東京都の「大学研究者による事業提案制度」に基づき、学校法人早稲田大学から燃料電池ごみ収集車の開発・運用に関する事業提案を受け、令和元年度から、東京都及び早稲田大学で事業を開始しました。令和2年度には、東京都・早稲田大学及び港区との間で協定を締結し、三者が連携して事業を行っています。
走行距離が長く、動力としても多くのエネルギーを必要とする業務用車両における水素利用は、運輸部門の脱炭素化や水素利用の拡大のために非常に重要となります。また、燃料電池自動車は、走行時にCO2を一切排出せず、走行及び作業時も静かなことから、ごみ収集時の作業環境や生活環境の向上にも貢献します。
本事業では、燃料電池ごみ収集車が将来的に普及することを目指し、都内における運用形態に適した燃料電池ごみ収集車の開発及び試験運用を実施しています。
〇燃料電池ごみ収集車試験運用について
令和3年8月16日から令和4年2月末まで港区内の以下のごみ収集ルートで試験運用を行っています。
月曜日・木曜日 | ① 六本木2・5丁目 ② 高輪1・3丁目 ③ 高輪2丁目 |
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火曜日・金曜日 | ① 芝浦2丁目、海岸2丁目 ② 芝大門1・2丁目、芝2丁目 |
水曜日・土曜日 | ① 南麻布3・4丁目 ②三田2・3丁目 ③ 三田1丁目 |
本試験運用では、エネルギー消費量の評価や収集職員へのヒアリング等を実施し、導入効果の検証等を行います。
〇試験運用車両について
車両概要
車両サイズ | 全長:7,085mm、全幅:2,190mm、全高:2,560mm |
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航続距離 | 70~80km |
ごみ積載量 | 1,750kg |
ごみ積載容量 | 7.8m3 |
水素搭載重量 | 4.2kg |
水素充填時間 | 3~5分 |
車両写真
車両には、水素のイメージを想起させる曲線をベースに東京都、港区、学校法人早稲田大学のロゴマーク、水素キャラクターのスイソン等のラッピングを施しました。
本事業に係る過去のプレス資料などのリンクはこちら
・燃料電池ごみ収集車の開発・試験運用に向けた東京都・早稲田大学及び港区による基本協定の締結について(プレス)(外部サイト)
・燃料電池ごみ収集車の試験運用を港区で開始(プレス)(外部サイト)
・クリーンエネルギー水素を利用燃料電池ごみ収集車試験運用(とちょうダイアリー)(外部サイト)
・東京デイリーニュース(8月26日 No.33)(外部サイト)
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