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御蔵島の観光

1月22~25日 厄の日の明神(きのひの みょうじん)様

御蔵島には、明神様の伝説が語り継がれています。1月20日、赤い衣を纏い(まとい)、鉄下駄を履いた明神様が御前島に上陸すると、稲根神社本殿から神の道を経由して里まで降り、24日の夜には里を徘徊します。この日は「忌の日」。島民は、夕食に油で揚げた餅を食べ、明神様に出会わぬよう、夜12時以降は家にこもります。明神様は25日早朝、大根が浜から船で出立し、神津島(神集島)へ向かいます。この日は、海を見てはいけないとされています。

稲根神社

8月第1土曜日、日曜日 稲根神社 例大祭

8月第1土曜日には本殿に参拝します。朝6時、里の拝殿前に人が集まり、島の反対側の本殿へ行き参拝します。翌日の日曜日は、里で神事と神輿担ぎが行われます。この日は、村総出でお祭りの準備をするため、イルカウォッチングや宿などを休業することが多くなっています。もし、この時期に御蔵島を訪れた際は、最低限の礼儀として神社へちゃんとお祝儀を出すなどの配慮をしたいものです。お祝儀は社務所で受け付け、行事が始まる前にお渡しします。御神輿は朝10時30分くらいから始まり、里を回った後、夕方5~6時に終わります。

ナカチョウにある社務所

タンテイロの森

2004年に制定された御蔵島自然保護条例により、森の散策には、自然保護のガイドの同行が必要なケースが多くなっています。そのなかで、ガイド不要で散策できる森として公開されているのが、タンテイロの森です。数百mの道のりでは沢や野鳥の姿を楽しめます。気軽にバードウォッチングをするのにおすすめのスポットです。アクセスは御蔵島の里の村役場裏の入口から徒歩15分ほどです。

タンテイロの森

御代ヶ池(みよがいけ)

御代ヶ池は、数千年前に噴火した跡の噴火口にできたカルデラ湖、または噴火の影響によって谷がせき止められた際にできた堰止湖(せきとめこ)と考えられています。しかし、御蔵島では7,000年近く噴火していないため、御代ヶ池がいつできたのかは不明です。御代ヶ池は、新東京百景に選ばれており、御代ヶ池付近の山道の左手には、日本で最も大きい天然のツゲの木が生えています。御代ヶ池へ行くには、ガイドの同行が必要です。
アクセス:御蔵島の里から御代が池入口まで車で約30分、そこから山道を徒歩約30分。

御代ヶ池(みよがいけ)

黒崎高尾展望台

東洋一の断崖と呼ばれる黒崎高尾の海蝕崖(かいしょくがい)は、高さが480mあり、日本一といわれます。切り立った崖の上に建つ展望台から、絶景のパノラマが楽しめます。展望台のある高台には、オオシマザクラやスダジイなどの高木のほか、山道ではシマガマズミやヤブツバキなどの低木も見られ、春にはウラシマソウやヘンゴなども見ることができます。自然を楽しむ2時間ほどのハイキングコースになっており、黒崎高尾の展望台入口までは、御蔵島の里から約5kmです。ガイドの同行は不要です。
アクセス:えびね公園から徒歩約15分。

黒崎高尾展望台

御山の山頂

標高850mの御山の山頂は、小高いピークが続いており、ここが溶岩ドームであることが容易に想像できるスポットです。山頂に出ると、両側は切り立った崖で、ほぼ360度海で囲まれた眺めを満喫できます。御山の山頂へは、長滝山入り口から入って巌が原を通り抜け、一の森の脇をすり抜けた先の細い森の道を辿ったあと、左に上がる急な長い階段を10分ほど登ります。山頂は、風が強く寒さを感じるため、1枚上着を持参してください。御山の山頂へ行くには、ガイドの同行が必要です。
アクセス:長滝山入口から徒歩約55分。

御山の山頂

名水 御蔵の源水

御蔵島の源水は、伊豆諸島屈指の名水です。豊かなツゲ、スダジイが林立する森は水をたっぷりとためこみ、あちらこちらで清水が湧出しています。御蔵島民の中には、森に入る時に水筒は不要と言う人もいるほどです。その味の良さも折り紙付きで、飲み水としてはもちろん、炊飯や珈琲をいれる水としても格別です。東京でその味を体験したければ、竹芝桟橋で。お土産売り場では、御蔵の源水で抽出した珈琲を提供しています。

名水「御蔵の源水」

御蔵島の伝統食 ヘンゴ

ヘンゴ(シマテンナンショウ)は4~5月が食べ頃です。根の部分を煮たあと、すり潰してヘンゴ団子を作り、黄粉まぶしてから食べます。シマテンナンショウは「ヘンゴダンゴにカツオドリ」といわれるほど、オオミズナギドリと並んで島の名物になっています。オオミズナギドリにもシマテンナンショウも、伝統的に「クチアケ」という日があり、採取してよい時期が決まっています。
ヘンゴをそのまま食べると、しばらく口が麻痺するのでご注意ください。

ヘンゴ

地魚の料理が自慢のお食事処 美々庵 (みんみんあん)

朝に獲れた魚を使った刺身定食のほか、焼き魚定食、唐揚げ定食など美味しい定食がいろいろあります。懐かしいおふくろ味の家庭的な田舎カレーや、採れたてのテングサを使った夏季限定のところてんも人気メニューです。販売コーナーでは、御蔵島名物のあしたば入りのほうろく焼きや、イルカ型のあしたば入りクッキーなどを作って販売しています。ほうろく焼きやクッキーは、森の散歩中に小腹が空いたときなど便利です。
アクセス:御蔵島港から徒歩約10分。

美々庵

地魚のお刺身と島焼酎を堪能する居酒屋 Camburi(カンブリ)

御蔵島のカンブリというところにできた、その名もCamburi(カンブリ)という居酒屋です。伊豆諸島の焼酎やカクテルの種類は驚くほど豊富に取り揃えています。これらの焼酎、カクテル、日本酒などと一緒に、御蔵島の幸を楽しむことができます。ノンアルコールドリンクも各種取り揃えているので、お酒が飲めない方も安心です。檜の一枚板のカウンターで飲むことができるほか、テーブル席も多数あるため、家族や友達と行っても楽しめるお店です。
アクセス:御蔵島港から徒歩約10分。

Camburi

ドルフィンスイム・イルカウォッチング

御蔵島といえば、野生のイルカです。そのイルカの群れと大海原で泳ぐことは、滅多に味わえない感動を呼ぶ貴重な体験です。御蔵島の周囲には、100頭ほどの野生のイルカが生息して、船上だけでなく、陸上からもイルカの群れを見ることができます。御蔵島のイルカは定着型で、人間を恐れない世界でも珍しいイルカだそうです。各宿には、イルカのために毎月来島している熱心な常連さんもいるそうです。

野生のイルカ

山から、海から、多彩なハイキングコース

御蔵島には多数のハイキングコースがあります。展望を楽しむなら、島の象徴である御山から3方向に延びる山岳コース(長滝山、乙女峠、鈴原)がおすすめです。都道村道から海側へ降りるコース(南郷、御代ヶ池、稲根神社、赤沢、ボロ沢)は、豊かな森の自然をたっぷりと感じることができます。そして人気のコースが、幹周り14mの巨樹スダジイを訪れる南郷コースです。午前と午後で、山と森のコースの両方に参加することもできます。なお、御蔵島の山は、一部を除いてほとんどのコースでガイドの同行が必要です。

巨樹スダジイを見る南郷コース

お問い合わせ

このページの担当は自然環境部 緑環境課 自然公園計画担当です。

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