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平成10年度 都内大気中のダイオキシン類の調査結果(第2回)

ページ番号:797-649-086

更新日:2018年2月9日

平成10年11月30日
環境保全局

平成10年度第2回 東京都内大気中のダイオキシン類の調査結果

大気環境中のダイオキシン類については、本年度は年4回調査を実施することとしていますが、このたび第2回目の調査結果がまとまりましたのでお知らせします。

1 調査目的

東京都内の一般環境大気中におけるダイオキシン類の濃度を把握することを目的として、調査を実施しました。

2 調査内容

1.調査地点

バックグラウンド1地点を含む20地点で実施しました。 (別図参照)

2.調査対象物質

2,3,7,8 ー 四塩化ダイオキシン等28種類

3.調査月日等

平成10年8月25日(火曜日)、26日(水曜日)にそれぞれ24時間連続採取

4.測定・分析方法

「有害大気汚染物質測定方法マニュアル(環境庁大気規制課)」に準拠しました。

3 調査結果

今回の調査結果を2,3,7,8 ー 四塩化ダイオキシン等価換算濃度で示すと次のとおりでした。

  1. バックグラウンドの檜原を除く19地点で調査した2日間の平均値は、最小値が目黒区碑文谷の0.045pgTEQ/m3、最大値が東大和市奈良橋の0.52pgTEQ/m3であり、19地点の平均値は0.23pgTEQ/mであった。
  2. 環境庁が定めた「大気環境指針」 0.8pgTEQ/m3を超えているか否かは、年平均値と比較して行うこととされている。したがって、本年度においては年4回の調査結果で比較する必要があるが、今回の調査結果のみでみると、「大気環境指針」を超えた地点は無かった。

4 今後の調査予定

ダイオキシン類については本年度は4回調査することとしており、第3回目を11月に実施しました。今後は、2月に実施を予定している。

5 その他

コプラナーPCBについても今回調査しましたので、併せてお知らせします。

ダイオキシン類の調査結果については、大気汚染テレホンFaxサービス
(電話:03-5320-7800)で提供を行っています。

〔問い合わせ先〕 大気保全部 大気監視課 調査係
電話:3699-1331 内線 650

表 都内のダイオキシン類の調査結果

調査地点本年度第2回調査結果本年度第1回
調査結果
(6月実施)
本年度2回
実施した調査
結果の平均
平成9年度
調査結果
年平均
10年 8月25日10年 8月26日平均本年度第1回
調査結果
(6月実施)
本年度2回
実施した調査
結果の平均
平成9年度
調査結果
年平均
1) 港区白金0.0730.0440.0590.390.220.49
2) 目黒区碑文谷0.0440.0450.0450.390.21 
3) 大田区東糀谷0.140.0860.110.460.280.67
4) 世田谷区世田谷0.0650.0590.0620.440.250.73
5) 中野区若宮0.140.0820.110.610.36 
6) 荒川区南千住0.140.150.150.370.26 
7) 板橋区氷川0.0770.0620.0700.500.28 
8) 練馬区石神井台0.270.0930.180.800.490.74
9) 足立区島根0.100.120.110.410.260.96
10) 葛飾区鎌倉0.0930.150.120.280.20 
11) 江戸川区春江町0.0630.130.0970.220.160.89
12) 八王子市片倉町0.310.340.330.590.460.58
13) 立川市錦町0.360.650.510.590.55 
14) 武蔵野市吉祥寺南0.240.0970.170.740.45 
15) 町田市能ケ谷0.700.310.510.660.58 
16) 小金井市本町0.650.310.481.0 0.76 
17) 福生市本町0.230.410.320.430.370.53
18) 東大和市奈良橋0.380.660.520.610.56 
19) 清瀬市下宿0.630.270.451.2 0.821.4

上記地点の平均

0.250.210.230.560.400.78
20) 西多摩郡檜原0.0240.0330.0290.180.100.16

(単位:pgTEQ/m3)

注)「──」は平成9年度には調査を実施していないが、本年度から調査を開始しました。

ダウンロードのリンク 新規ウインドウで開きます。大気中のダイオキシン類調査結果(クリックすると調査地点の地図が出ます。)(画像:8KB)

別添資料

気象状況(東京管区気象台のデータ)
月日

天気

平均風速 (m/s)大気の安定度
平成10年8月25日

4.2不安定
8月26日

晴時々曇

4.1不安定
平年 3.3 

注)不安定:地上と高度1,000mの気温差が7℃以上の状態をいい、汚染物質の拡散は大きくなります。

用語の解説

ダイオキシン類は、ポリ塩化ジベンゾパラジオキシン(PCDD)とポリ塩化ジベンゾフラン
(PCDF)の総称であり、PCDDには75種類、PCDFには135種類の異性体があります。

2 コプラナーPCB

PCBには209種類の異性体があり、このうちコプラナーPCBの12種類は、ダイオキシン類
と類似した毒性を示すことが知られています。

3 pg : 1兆分の1gを表す単位で、ピコグラムという。

TEQ : ダイオキシン類の中で、最も毒性の強い2,3,7,8ー四塩化ダイオキシンに換算して
表したもの。

都内のコプラナーPCBの調査結果

大気環境中のコプラナーPCBについては、バックグラウンドの檜原を含め、10地点で調査を実施しました。
本年度は、コプラナーPCBの調査を2回実施することとしており、次回は2月を予定しています。

調査地点

本年度第1回調査結果
10年 8月25日10年 8月26日

平均

1) 港区白金 1)0.0150.0120.014
2) 大田区東糀谷 3)0.0320.0250.029
3) 世田谷区世田谷 4)0.0150.00990.012
4) 練馬区石神井台 8)0.0210.0130.017
5) 足立区島根 9)0.0160.0150.016
6) 江戸川区春江町 11)0.00630.0097

0.0080

7) 八王子市片倉町 12)0.0170.0180.018
8) 福生市本町 17)0.0240.0600.042
9) 清瀬市下宿 19)0.0280.0170.023
上記地点の平均0.0190.0200.020
10) 西多摩郡檜原 20)0.00660.0063

0.0065

(単位:pgTEQ/m3)

注1) 調査地点欄の○内の数字は、別図のダイオキシン類の調査地点の番号です。
なお、本年度の調査地点は平成9年度のダイオキシン類の調査地点(10地点)と同じです。

注2) コプラナーPCBについても、ダイオキシン類と同様、多数の異性体が存在します。
それぞれの異性体の濃度をWHO(世界保健機関)から提案されている係数を使用し、
2,3,7,8四塩化ダイオキシン等価換算濃度で表しました。

注3) ダイオキシン類には「大気環境指針」が定められているが、コプラナーPCBには定められていません。

お問い合わせ

このページの担当は東京都環境局です。


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