![地下水ガバナンスの画像](../images/title/title_1_4.png)
東京都は、持続可能な地下水の保全と利用を目指しています。
地下水を利用する立場や地下水揚水によって影響を受ける可能性のある立場、地下水を保全する立場など、多様なステークホルダー(住民、事業者、団体、行政など)が存在するため、これらの主体間における対話や合意形成が重要となります。
東京都は、持続可能な地下水の保全と利用に向けて幅広いステークホルダーが相互に協力する地下水ガバナンスに取り組んでいきます。
主な取組
2022
7月
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報告書・レポート発行
報告書・レポート発行
持続可能な地下水の保全と利用に向け、地下水位と地盤沈下の状況等について検証し、報告書をまとめました。
さらに、あまり目に触れることがない地下水についての基礎知識や最新の研究内容を、イラストや写真などを使い分かりやすく解説した「東京の地下水・地盤環境レポート」も作成しました。
![報告書・レポートの画像](../images/title/title_1_5.png)
12月
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エコプロ2022出展
エコプロ2022出展
東京ビッグサイトで開催されている環境配慮型製品・サービス(エコプロダクツ、エコサービス)に関する一般向け展示会「エコプロ2022」に「みずから考えるSDGs」と題し地下水をテーマに出展しました。
「地盤沈下を知らなかったので驚いた。」「東京の地下水は増えているんだ。」等の様々な感想をいただきました。小学生や中学生も多く参加されており、興味を持って話を聞いていただきました。小学生には、湧水の動画やお土産の虫を模った消しゴムが好評でした☆
![エコプロ2022の様子](../images/governance/governance_3_2.png)
2023
3月
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「六郷用水の会」で講演
「六郷用水の会」で講演
六郷用水を広く区民にアピールし、新たな光を当て、区民に理解と愛着を抱いていただくよう活動されている「六郷用水の会」の定例会で地下水の基礎や都の取組を紹介させていただきました。
六郷用水の会の方からは六郷用水の歴史や大田区の湧水を教えていただきました。ありがとうございました!
六郷用水の会のホームページは以下よりご覧いただけます。
![六郷用水の会で講演](../images/governance/governance_3_3.png)
5月
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「東久留米・黒目川流域 水の会」特別講演会
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エコポリゼミナール「崖線の水場巡りと湧水を考える」第1回
「東久留米・黒目川流域 水の会」特別講演会
「東久留米・黒目川流域 水の会」で「東京の地下水•湧水の現状と今後の課題」と題して講演をさせていただきました。
「地下水の適正利用は何をもって決まるのか。」という質問や「武蔵野台地の南側は有名な湧水がたくさんあるのに、北側はそれほどでもない。南沢緑地は湧水がとても豊富だし、他にもたくさんある。もっと知ってほしい。」という意見がありました。
難しい問題ではありますが、考えていく必要があることを改めて認識しました。ありがとうございました!
![「東久留米・黒目川流域 水の会」特別講演会の様子](../images/governance/governance_3_4_1.png)
![「東久留米・黒目川流域 水の会」特別講演会の様子](../images/governance/governance_3_4_2.png)
講演資料として東久留米市周辺の地形模型を作成しました。
実際に見ると地形がイメージしやすいと好評でした。
![「東久留米・黒目川流域 水の会」特別講演会の様子](../images/governance/governance_3_4_3.png)
講演後はプレゼントさせていただきました!
エコポリゼミナール「崖線の水場巡りと湧水を考える」第1回
都立赤塚公園は武蔵野台地の北側の崖線がある公園です。
崖線の成り立ちや湧水がある理由を崖線に沿って歩きながら考えました。昔は池のようになっていたところも今はほとんど水がなかったり枯れてしまったりしているようです。
最近は見られなくなった植物や生物もいるとのことですが、湧水が確認できたエリアではサワガニやカワニナを見つけることができました。また、崖線沿いに湿地を好む植物が生息するなど、生物多様性に湧水が関係していることを感じることができる場所です。
3月下旬頃には「ニリンソウ」が咲き、都内最大の群生地になっています。以下の「東京の湧水」では「ニリンソウ」を中心にした都立赤塚公園の動画も載せています。
![エコポリゼミナール「崖線の水場巡りと湧水を考える」第1回の様子](../images/governance/governance_3_5_1.png)
![エコポリゼミナール「崖線の水場巡りと湧水を考える」第1回の様子](../images/governance/governance_3_5_2.png)
![エコポリゼミナール「崖線の水場巡りと湧水を考える」第1回の様子](../images/governance/governance_3_5_3.png)
![エコポリゼミナール「崖線の水場巡りと湧水を考える」第1回の様子](../images/governance/governance_3_5_4.png)
![エコポリゼミナール「崖線の水場巡りと湧水を考える」第1回の様子](../images/governance/governance_3_5_5.png)
6月
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エコポリゼミナール「崖線の水場巡りと湧水を考える」第2回
エコポリゼミナール「崖線の水場巡りと湧水を考える」第2回
第1回に続いて参加させていただきました。今回は座学ということで、「武蔵野台地の地下水と湧水~その仕組みと現状~」と題して板橋区の地形等を取り上げながら講演をさせていただきました。
「地下水の権利について法律関係ではどのような扱いなのか」「地下水が豊かになれば、湧水が復活するのか」等の様々な質問をいただきました。アンケートでは、「都の地下水、湧水について知ることが出来た」、「勉強になった」と回答いただきました。地下水への理解を深めていただけたようです。ありがとうございました!
![エコポリゼミナール「崖線の水場巡りと湧水を考える」第2回の様子](../images/governance/governance_3_6_1_1.png)
![エコポリゼミナール「崖線の水場巡りと湧水を考える」第2回の様子](../images/governance/governance_3_6_2.png)
![エコポリゼミナール「崖線の水場巡りと湧水を考える」第2回の様子](../images/governance/governance_3_6_3.png)
今回も講演資料として赤塚公園を中心とした地形模型を作成しました。
「赤塚公園ニリンソウを守る会」のみなさまにプレゼントさせていただきました。
7月
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せせらぎウォーク「六郷用水を学ぶ」で講演をしました。
せせらぎウォーク「六郷用水を学ぶ」で講演
せせらぎウォーク「六郷用水を学ぶ」で「六郷用水と湧水、地下水の関係」と題して講演をさせていただきました。
「治水対策で行っている地下への貯水を利用することはできないのか。」「井戸を掘ることは可能なのか。」等の様々なご意見・質問をいただきました。ありがとうございました!
![せせらぎウォーク「六郷用水を学ぶ」で講演会の様子](../images/governance/governance_3_6_4.png)
今回も講演資料として六郷用水を中心とした地形模型を作成しました。
「六郷用水の会」のみなさまにプレゼントさせていただきました。
![せせらぎウォーク「六郷用水を学ぶ」で講演ssの様子](../images/governance/governance_3_6_6.png)
講演後、六郷用水を復元した場所を、参加された方と一緒に歩きました。
途中には「東京の名湧水57選」にもなっている湧水が見られました。雨の次の日だったこともあり、しっかり流れ出ている湧水を見ることができました。
東京の湧水は以下でも紹介しています。
![せせらぎウォーク「六郷用水を学ぶ」で講演会の様子](../images/governance/governance_3_6_5.png)
復元した六郷用水
![せせらぎウォーク「六郷用水を学ぶ」で講演会の様子](../images/governance/governance_3_6_7.png)
六郷用水脇にある湧水
9月
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「千束歴史の会」で講演をしました。
「千束歴史の会」で講演
千束地区の歴史を学び、次世代に伝えていくことを目的として大田区で活動されている「千束歴史の会」の座談会「池の談話室」にて、「洗足池と湧水、地下水の関係」と題して講演をさせていただきました。
「洗足池をかいぼりできないのか。」、「地下水を保全するためにできることは何か。」等の様々なご意見・質問をいただきました。考えさせられる質問も多くあり、とても勉強になりました。
ありがとうございました!
千束歴史の会については以下よりご覧いただけます。
![「千束歴史の会」の「池の談話室」で講演会の様子](../images/governance/governance_3_8_1.png)
↑ 池の談話室における講演の様子
↓下の写真は洗足池です。今年は水位がとても低いとのことでしたが、水と緑の景観がとてもステキでした。
![洗足池の写真](../images/governance/governance_3_8_2.png)
洗足池は湧水と雨水により、水が供給されています。その水を保全するための取組も行われています。
12月
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エコプロ2023出展
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「洗足風致協会」で講演をしました。
エコプロ2023出展
昨年に続き「みずから考えるSDGs」と題し、エコプロ2023に出展しました。
学生さんを含め、多くの方に来ていただきました。
「普段なじみのない地下水について知る機会になった。」「自分でできるSDGsは何か。」「地下水は川と同じように流れているのか。」等の様々な質問をいただきました。
小学生や中学生の方もたくさん訪れて話を聞いてくれましたが、より興味を持ってもらうには、もっと工夫が必要だと今回の出展を通して感じました。
![エコプロ2023の様子1](../images/governance/governance_3_9_1.png)
![エコプロ2023の様子2](../images/governance/governance_3_9_2.png)
「洗足風致協会」で講演
洗足風致協会にて講演をさせていただきました。
「洗足池周辺の井戸の水位などの情報はあるか。」「地下水位を観測する井戸はどのような場所に何か所くらい掘ればよいのか。」等の様々な質問をいただきました。
洗足池の湧水量の変化や、過去からの知見を教えていただく機会となりました。
ありがとうございました!
洗足風致協会については以下よりご覧いただけます。
![洗足風致協会で講演の様子](../images/governance/governance_3_10_1.png)
2024
12月
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エコプロ2024出展
エコプロ2024出展
今年もエコプロ2024に出展し、地盤沈下のメカニズムや都内の地下水実態把握の研究成果を紹介しました。
イベントでは、東京都の地下水・地盤環境レポートや都内の湧水地点をプロットした湧水マップも好評で、多くの方に手に取っていただきました。
また、ご来場いただいた方から、「過去に地盤沈下があったことを初めて知った。」「地盤沈下発生のメカニズムを知り、ゼロメートル地帯の成り立ちが分かった。」「都内で飲用として地下水が使われていることを初めて知った。」等の感想を多くいただき、地盤沈下を経験した東京都だからこそ、今後の地下水の保全と利用のバランスを十分に調査・検討していくことが重要であることをご認識いただいたと感じました。
今後も引き続き、持続可能な地下水の保全と利用に向けて、実態把握や情報収集、分かりやすい情報発信に努めていきたいと思います。
地下水の持続可能な保全と利用
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このページの担当は自然環境部 水環境課 です。