三宅島
ふん火が20年に1度くらい起きている火山の島なんだ。最近だと2000年にも噴火しているんだよ。高さ20メートル以上の大きい木がたくさんあって、中でも迷子椎(まいごしい)は圧巻だ!国の天然記念物のアカコッコという鳥も有名だぞ。
絶滅危惧種の凡例
- VU(国):絶滅危惧Ⅱ類(VU)(環境省)
- VU(都):絶滅危惧Ⅱ類(VU)(東京都)
- CR(国):絶滅危惧ⅠA類(CR)(環境省)
- CR(都):絶滅危惧ⅠA類(CR)(東京都)
- EN(国):絶滅危惧ⅠB類(EN)(環境省)
- EN(都):絶滅危惧ⅠB類(EN)(東京都)
アカコッコ
EN(国)・EN(都)
季節
- 春
- 夏
- 秋
- 冬
場所
- 空
大きさは?
23cmくらいだよ。
特ちょうは?
オスは黒い頭と黄色いくちばしのあいくるしい顔つきで、むねからおなかがオレンジ色をしているよ。
どこで見られる?
伊豆諸島(いずしょとう)と鹿児島県の屋久島と奄美大島(あまみおおしま)の間にある吐噶喇列島(とかられっとう)だけで見られるよ。三宅島では、海岸や山への道や民家など、色々なところで見られるんだ。
鳴き声は?
「キュルルルル」と鳴くよ。
主な食べ物は?
歩きながらこん虫や木の実を食べるよ。
もうワンポイント
三宅島では、ネズミを減らそうとイタチをはなしたところ、鳥の巣がおそわれてしまいアカコッコが減ったんだ。今は、島にすむアカコッコの数を数えて保護しているよ。
画像提供元:一般社団法人三宅島観光協会
イイジマムシクイ
VU(国)・VU(都)
季節
- 春
- 夏
- 秋
- 冬
場所
- 空
大きさは?
11.5cmくらいの小さい鳥だよ。
特ちょうは?
せなかは緑色で、おなかは白く、マユはクリーム色をしているよ。
どこで見られる?
夏は伊豆諸島にいて、冬はフィリピン方面へわたるんだ。三宅島から海を見わたすと見られるよ。
鳴き声は?
「チュビチュビチュビ」「チュルチュルチュル、チョリチョリチョリ」と鳴くよ。
主な食べ物は?
クモやこん虫を食べるほか、カジイチゴなどの木の実を食べるよ。
もうワンポイント
日本の固有の鳥で、天然記念物になっているんだ。
画像提供元:一般社団法人三宅島観光協会
カンムリウミスズメ
VU(国)・VU(都)
季節
- 春
- 夏
- 秋
- 冬
場所
- 水中
大きさは?
24cmくらいだよ。
特ちょうは?
くちばしは青みのあるねずみ色をしているんだ。
どこで見られる?
黒しおや対馬海流のえいきょうのある温暖な海で見られるよ。日本の周辺だけで見られるんだ。たまごを産み、育てるときは、岩のすきまやわれ目にいるけど、いつもは三宅島に近い海にいるよ。
鳴き声は?
「チッ、チッ」と鳴くよ。
主な食べ物は?
海にうかび、ただよいながら、海にもぐっては魚や海の中のプランクトンを食べているよ。
もうワンポイント
日本の海鳥で、天然記念物になっているんだ。
画像提供元:一般社団法人三宅島観光協会
スダジイ
季節
- 春
- 夏
- 秋
- 冬
場所
- 陸
大きさは?
高さ15~20mくらいだよ。
特ちょうは?
木の皮は、黒っぽい茶色でタテにさけ目がはいっているよ。葉の先は細くて、葉のうらは金色。5月になると黄色の小さな花をつけるんだ。
どこで見られる?
福島より南の本州、四国、九州、沖縄の森で見られるよ。三宅島(みやけじま)は長い年月をかけて、スダジイの森になったんだ。
もうワンポイント
大路池(たいろいけ)の近くには、スダジイの巨木の「迷子椎(まいごじい)」があるんだ。樹齢(じゅれい)600年以上と言われているよ。
画像提供元:一般社団法人三宅島観光協会
ガクアジサイ
季節
- 夏
場所
- 陸
大きさは?
高さ2~3mくらいだよ。
特ちょうは?
真ん中に小さく青色の花が集まり、その周りには白いがくぶちのようなかざりがついているよ。
どこで見られる?
日本の固有種で、伊豆諸島(いずしょとう)、小笠原(おがさわら)諸島、房総(ぼうそう)半島、三浦(みうら)半島などの海岸の近くで見られるよ。三宅島では、夏のはじめにはいたるところで見られるんだ。
もうワンポイント
真ん中に集まっている小さな青い花は、それぞれ少しずつちがいがあって、色もよく見るとさまざまなんだ。色はだんだんと変わっていくので、変化する様子も楽しいよ。
画像提供元:一般社団法人三宅島観光協会
ハイビスカス
季節
- 夏
場所
- 陸
大きさは?
高さ0.5~2mくらいだよ。
特ちょうは?
赤や黄色、白、ピンク、オレンジ色など、花の色が原色であざやかなんだ。
どこで見られる?
ハワイをはじめ、世界中の暖かい地いきで見られるよ。三宅島では、道ぞいなど、色々な場所で見られるんだ。
もうワンポイント
ハワイなどを原産に、世界で5000種をこえると言われるほど、たくさんの種類があるよ。南国の花として親しまれているんだ。
画像提供元:一般社団法人三宅島観光協会
歴史の島、三宅島(みやけじま)
三宅島には、島や三宅村ができるまでの伝説や神話があるんだ。江戸時代には罪をおかした人が島に送られる島流しのけいばつがあり、それによって有名な人がたくさん送られてきたんだよ。絵師やかぶき役者などもいて、三宅島の文化にもえいきょうをあたえたと言われているんだ。どのような人が、どのような生活をしていたのか、それらの歴史は、三宅島郷土資料館(みやけじまきょうどしりょうかん)で学ぶことができるよ。
画像提供元:一般社団法人三宅島観光協会
アカコッコ館
三宅島自然ふれあいセンター、別名「アカコッコ館」は1993年に建てられたよ。そこには日本野鳥の会のレンジャーがいて、自然情報を知ることができたり、アカコッコのさまざまな情報がてん示されたりしているんだ。レンジャーは、島の自然について調べて、自然を守りながらその良さを伝えるエコツーリズムの活動をしているんだよ。また野鳥の巣箱作りや、アカコッコの森づくりなどのイベントも行っているよ。館内には、バードウォッチングができるエリアもあるよ。館名のアカコッコは日本の固有種の鳥で、国の天然記念物に指定されているんだ。
画像提供元:一般社団法人三宅島観光協会
ボルダリング
ボルダリングとはクライミングの一種で、ロープを使わずに低い岩やかべを登るスポーツだよ。三宅島では、もっと気軽にクライミングを楽しみたいという人たちが集まって、ボルダリングができる場所がつくられたんだ。それが、「三宅島レクリエーションセンター」。高いかべをロープを使って登るルートかべが1面と、ロープをつけずに低い岩を登るボルダーが6面。ボルダリングをはじめて体験する人から、本格的に取り組む人まで、だれでも気軽にボルダリングを楽しめるよ。
画像提供元:一般社団法人三宅島観光協会
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このページの担当は自然環境部 緑環境課 自然公園計画担当です。