明治の森高尾国定公園
新宿から約1時間で行ける自然公園でアクセスもすごく良いんだよ。ケーブルカー、お寺さん、豊かな自然と楽しいことが盛りだくさん!夏にはビアガーデンもあるから、お父さん、お母さんも大喜びかもね!伝説のてんぐさんに会えるかも!?
絶滅危惧種の凡例
- VU(国):絶滅危惧Ⅱ類(VU)(環境省)
- VU(都):絶滅危惧Ⅱ類(VU)(東京都)
- CR(国):絶滅危惧ⅠA類(CR)(環境省)
- CR(都):絶滅危惧ⅠA類(CR)(東京都)
- EN(国):絶滅危惧ⅠB類(EN)(環境省)
- EN(都):絶滅危惧ⅠB類(EN)(東京都)
アオバト
季節
- 春
- 夏
- 秋
- 冬
場所
- 空
大きさは?
体長30cmくらいだよ。
特ちょうは?
体は全体が黄緑色、くちばしはきれいな水色をしているよ。オスのつばさには赤むらさき色の部分があるよ。
どこで見られる?
本州から九州かけて山の森の中で見られるよ。高尾(たかお)では、クヌギやカエデ、ミズナラなどの林の中にすんでいるよ。
鳴き声は?
「アオーアオー」と鳴くよ。
主な食べ物は?
植物の種や実を食べるよ。
もうワンポイント
めったにすがたを表さないしんちょう派な鳥なんだ。見られたキミはとてもラッキー!!
画像提供元:株式会社自然教育研究センター
ヤマガラ
季節
- 春
- 夏
- 秋
- 冬
場所
- 空
大きさは?
体長14㎝くらいだよ。
特ちょうは?
つばさと尾っぽはねずみ色、せなかと体の下部分は茶色だよ。シジュウカラのなかまで、茶色が入るのはヤマガラだけなんだって。
何のなかま?
シジュウカラのなかまだよ。
どこで見られる?
北海道から九州にかけて山の森の中で見られるよ。高尾では、クスノキやカシノキなどの林の中にすんでいるよ。
鳴き声は?
「ツーツーピー」「ニーニーニー」と鳴くよ。
主な食べ物は?
こん虫やクモ、植物の種を食べるよ。
もうワンポイント
小さいけれど活発に動いて、ドングリなどを足で上手におさえて食べることもあるよ。4~5月になると木のあなや巣箱(すばこ)に、コケや木の皮、動物の毛などで巣を作るぞ。
画像提供元:株式会社自然教育研究センター
アサギマダラ
季節
- 春
- 夏
- 秋
- 冬
場所
- 空
大きさは?
羽を広げると10cmくらいだよ。
特ちょうは?
半透明(はんとうめい)のあさぎ色とよぶうすい青色に、黒と茶色のふちどりがある美しい羽をしているよ。あさぎ色の羽が名前の由来だよ。
何のなかま?
マダラチョウのなかまだよ。
どこで見られる?
ほぼ全国の高い山から町の近くまで広いはん囲で見られるよ。そのほか、中国や台湾(たいわん)など外国でも見られるぞ。高尾では5月や10月に特によく見ることができるよ。
主な食べ物は?
幼虫は、毒のある植物を食べて、鳥などから身を守っているんだって。成虫は、フジバカマなどの花のみつをすいにくるよ。
もうワンポイント
1千km以上の長いきょりを飛ぶことができ、海をわたって移動するすごいチョウなんだ。
画像提供元:株式会社自然教育研究センター
タカオスミレ
季節
- 春
場所
- 陸
大きさは?
高さ5~12cmくらいだよ。
特ちょうは?
葉の色はこげ茶色だよ。タカオスミレに似ている、ヒカゲスミレの葉は緑色なんだ。
花は4月半ばから4月終わりまで見られるよ。
どこで見られる?
全国で見られるよ。高尾(たかお)では、さわの近くなどしめり気のある場所で見つかるかもね。
もうワンポイント
タカオスミレと言う名前は、高尾山で一番始めに見つかったことからつけられたんだよ。高尾は、国定公園の中だけでもスミレのなかまが18種類も記録されていて、雑種なども加えると40種類以上もあるんだ。
画像提供元:株式会社自然教育研究センター
イヌブナ
季節
- 春
- 夏
- 秋
場所
- 陸
大きさは?
高さ20~25mくらいだよ。
特ちょうは?
冬に葉を落とす落葉樹(らくようじゅ)とよばれる植物だよ。4月から5月にかけてオスの花とメスの花が、同じ枝の別のところにつくよ。
どこで見られる?
本州から九州にかけて見られるよ。高尾では、1~2号路、4号路で見られるぞ。
もうワンポイント
同じブナのなかまでも木の皮の色が白っぽいもの、黒っぽいものがあるんだよ。イヌブナは色が黒っぽいから「クロブナ」と呼ばれることもあるんだ。
画像提供元:株式会社自然教育研究センター
シモバシラ
季節
- 秋
- 冬
場所
- 陸
大きさは?
高さ40~70cmくらいだよ。
特ちょうは?
9~10月に白色の花がさくんだ。葉はだ円系でノコギリみたいなギザギザがあるよ。
何のなかま?
シソのなかまだよ。
どこで見られる?
本州から九州にかけて見られるよ。高尾では、木かげなどで見られるんだって。冬の朝9時くらいだと見つけることができるかも。
もうワンポイント
冬になると花、くきはかれるけど、根は生きているんだ。その根が水分をきゅうしゅうすると、かれたくきから水がしみ出して、外の冷たい空気にふれてこおるんだよ。その時のすがたが、まるで「しもばしら」のような見た目から、この名前が付けられたんだ。
画像提供元:株式会社自然教育研究センター
髙尾山(たかおさん)に自然が残った理由
高尾山は、八王子市にある高さ599mの低い山だよ。長い間まもられて、豊かな自然が保たれてきたんだ。そのわけは、奈良時代から続く、薬王院(やくおういん)と言うお寺があって、昔から山の信こうの場所とされていたからなんだよ。
高尾の森林は、冬に葉を落とす木がたくさんある林と、一年中葉をつけている木がたくさんある林の境にあって、それぞれの生物が生育できる場所となっているよ。そのため、多くの動植物が生息しているんだ。
大本山(だいほんざん)薬王院
高尾山薬王院(たかおさんやくおういん)は、奈良時代の天平16年(744年)に建てられたお寺だよ。薬王院には古くから伝わる年間行事があるんだ。たとえば、迎光祭(げいこうさい)は、1月1日、高尾山の山頂で、初日の出を見ながら一年の安全をいのるお祭だよ。節分会(せつぶんえ)では、2月3日、その年のえとに生まれた年男、年女の人たちが、お寺の中にあるぶたいに上がって、豆まきをするんだ。その日はタレントさんや有名人が来ることで毎年話題になるよ。その時にまかれた福豆を食べると、一年間は病や災い(わざわい)が起こらないと言われているんだよ。他にもいろいろな行事があって、いつもたくさんの観光客でにぎわっているんだ。
高尾山商店会
高尾山口(たかおさんぐち)駅の周りから、高尾山の山頂までのハイキングコースへ向かう広い道ぞいには、おそば屋さん、おみやげ屋さん、食べ物屋さんなど、高尾山の良さを伝えるお店が並んでいるんだ。これらのお店やし設は、みんな高尾山商店会とよばれる組織に入っている。高尾山商店会は、歴史のある高尾山薬王院の門前に生まれた商店会なんだ。和風の立派(りっぱ)な建物がならんでいて、たくさんの観光客でにぎわっているよ。高尾山で山登りや豊かな自然を楽しんで、高尾山商店会にも立ち寄ってみてね。
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このページの担当は自然環境部 緑環境課 自然公園計画担当です。