東京都環境白書2022
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01 東京都環境基本計画の概要2東京を取り巻く社会経済の動向4東京が⽬指す都市の姿1東京都環境基本計画の策定計画策定の背景と必要な視点「成⻑」と「成熟」が両⽴した、持続可能で、安全・安⼼、快適な未来を拓くグリーンでレジリエントな世界都市・東京を⽬指す3東京が直⾯する環境課題についての認識東京の⼈⼝動向、コロナ禍等による社会経済への影響東京の総⼈⼝は、2025年をピークに減少が続く⾒込みコロナ禍による社会経済活動の制約Well-beingなど新たな価値観の広がりや若者の環境・社会問題に対する意識の⾼まり電⼒需給ひっ迫への対応が急務脱炭素化施策の強化は、エネルギー安全保障においても不可⽋カーボンハーフに向けた道筋を⽰す必要▶「Ⓗ減らす、Ⓣ創る、Ⓣ蓄める」施策の抜本的な強化・徹底が不可⽋猛暑や豪⾬等が⾝近な脅威に種の絶滅、⽣態系の劣化など⽣物多様性の損失が加速▶気候危機と⽣物多様性損失等の回避へ、⼀体的なアプローチが必要光化学オキシダントやPM2.5等の課題解決へは更なる取組が必要最新の知⾒に基づく新たな環境リスクの顕在化等も想定▶広域的な視点で、快適で良質な都市環境を追求し続ける必要「社会」「経済」の発展や存続は、⼟台としての「環境」に⽀えられている東京は、資源・⾃然資本を域外に依存▶⼈類・⽣物の⽣きる基盤を守り、持続可能でよりよい社会の実現が必要世界⼈⼝絶滅種「サステナブル・リカバリー(持続可能な回復)」により、豊かで持続可能な都市を創り上げるため、環境基本計画を改定不透明感を増す世界情勢、直⾯する危機ウクライナ・ロシア情勢等により、資源・エネルギー価格が⾼騰化⽯燃料を海外からの輸⼊に依存するリスクが顕在化環境課題は相互連関の関係総合的・⼀体的な取組が重要【温室効果ガス排出量等の推移】気候危機・⽣物多様性の損失は⼀層深刻化、感染症や国際紛争等の危機2050年脱炭素、2030年カーボンハーフ実現に向け猶予はない都⺠、企業、団体等の共感を得て、ともに課題解決に向けた⾏動を加速エネルギー安定供給の危機気候変動と⽣物多様性の危機安全・健康を脅かすリスクの最⼩化消費・⽣産のあり⽅を⾒直し、都外の環境負荷削減に貢献2

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