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更新日:2018年2月9日
(Film1:別添ページ)
1経過概要
六価クロムによる土壌汚染問題は、昭和48年に東京都が日本化学工業(株)から買収した江東区大島9丁目の都営地下鉄用地及び市街地再開発用地で大量のクロム鉱さい埋め立てが判明したことを発端とします。
昭和50年12月、都(交通局・都市計画局)は日本化学工業(株)に対し損害賠償を求めて提訴し、昭和61年4月両者和解が成立しました。また、他の民有地についても昭和54年3月「鉱さい土壌の処理に関する協定」(東京都知事、日本化学工業(株))を締結し、都の指導のもと同社の費用負担により恒久処理を実施しました。
2恒久処理
六価クロム鉱さいを処理するために、昭和55年から平成13年にかけて、再開発地域内に集中処理地を5箇所(①南北工場跡地(風の広場)②和解に基づく処理地(わんさか広場)③江戸川区処理地(自由の広場)④江東区処理地⑤日本化学工業(株)本社敷地内処理地)設けて、鉱さいの還元・封じ込め処理を行いました。
(1) 和解に基づく処理
平成2年11月から鉱さい処理工事が始まり、平成5年4月に8万6千m3の鉱さい封じ込め処理が完了し、現在は公園(わんさか広場)として開放されています。
(2) 協定に基づく処理
昭和55年から鉱さい処理工事が始まり、平成13年2月に33万5千m3の鉱さい封じ込め処理が完了し、現在は公園(風の広場、自由の広場)等として利用されています。
3モニタリング
亀戸・大島・小松川地区及び南葛西地区において、定期的に大気中の粉じん等を測定し、周辺環境の状況把握を行っています。さらに、集中処理地とその周辺において水質の六価クロム濃度を測定し、監視を行っています。
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