[水生生物の調査研究]080・平常時の森林の状況確認や被災時の現場調査においてドローンを活用し、効率的な水源林の保全管理を推進する。■ 水産物供給基盤整備(スマート水産業)・最先端のシステム等を活用した漁場環境観測サービスを用いて、海水温や流向・流速といった海況についての漁場ごとの予測情報を提供し、漁業者が自らの判断と選択により将来の影響に備えることを支援する。水資源・水環境 高品質な水を安定して供給するため、厳しい渇水や原水水質の悪化等に対し、リスクを可能な限り低減する。また、合流式下水道の改善や高度処理施設の整備による水質改善、河川や運河における水質の維持・改善を通じて快適な水環境を創出していくとともに、継続的なモニタリングを実施していく。■ 水源林の保全管理・水源林が持つ機能のより一層の向上のため、間伐や枝打ちなどの保全作業や、シカ被害対策等を実施する。・民有林の再生に向け、荒廃した民有林の購入や地元自治体等との連携を進める。■ 処理水質の向上・下水処理水の水質を一層改善するため、引き続き各水再生センターに高度処理・準高度処理施設等の導入を進める。■ 水質監視や水生生物の調査研究・水質のモニタリングや水生生物の調査研究を継続的に実施することにより、施策効果の検証や水辺環境の改善状況を把握し、今後の施策に活かす。自然環境 気候変動の影響による生物の分布の変化など、生物多様性への影響を最小限にしていく。また、レジリエンスを向上させるため、自然環境が持つ機能の活用や回復に関する取組の強化を図っていく。■ 貴重な生物多様性を守る保全地域の拡大・良好な自然地を保全地域に指定し、適切に保全・管理することで、都内の生物多様性の拠点として維持するとともに、雨水浸透機能による洪水被害の軽減を図る。・有識者の意見を踏まえ、多様な主体の連携を図り、生物多様性や魅力を向上するコーディネート事業を実施していく。■ 多摩の森林再生・荒廃が進む多摩のスギ・ヒノキの人工林について、森林の公益的機能を回復するため、間伐及び枝打ちによる森林の再生を着実に実施する。■ 緑の創出・保全・都市のあらゆる空間において良質なみどりを創出するため、開発計画や建築計画等において緑化を図る緑化計画書制度を着実に運用するとともに、都市開発諸制度等の活用により民間の積極的な取組を促進する。・減少傾向が著しい市街化区域内農地については、区市と連携しながら、生産緑地地区や特定生産緑地の指定を促進し、保全を図る。・自然地の改変を伴う開発において、開発許可制度を着実に運用し、緑地の確保を図る。・都心における貴重な水辺空間である河川の緑化を計画的に推進するとともに、自然環境を活用した河川施設の質的向上に向けた取組を実施する。・公園樹林の快適性・安全性向上のため、公園ごとの特性に応じた適切な維持管理を推進する。また、街路樹の効率的な維持管理などにより、緑の質の向上を図る。
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