東京都環境基本計画
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[化学物質の流出防止対策の例(設備の蓋閉め・シートがけ)][令和元年台風第15号職員派遣][微細ミスト設置事例(港区・オアーゼ芝浦)]078(企業支援等)・化学物質取扱事業者等の水害対策を推進するため、中小事業者が東京都化学物質適正管理指針に基づき実施する水害対策について技術的・財政的支援を行う。・水防災総合情報システムの強化や高潮防災総合情報システムの運用開始等により防災情報の発信を強化し、都民の的確な避難行動につなげていく。・東京アメッシュを活用し、引き続き降雨情報を提供する。・島しょ港湾における現場状況確認の利便性を向上させるために、ライブカメラの設置やドローン・衛星による構造物の形状取得など、情報収集活用ツールの整備を進める。また、それらの情報を集約するプラットフォームを構築し、迅速な災害対応や施設管理の遠隔化・効率化により、島しょの防災対応力を強化する。(早期復旧・復興に向けた取組)・災害廃棄物を適正かつ円滑・迅速に処理するため、区市町村の災害廃棄物処理計画及びマニュアルの策定を支援するとともに、広域的な連携・協力を行う。・応急仮設住宅の提供や応急修理の実施による災害時○ 発災時対応(防災情報の発信強化)・円滑な水防活動の実施と速やかな避難行動への誘導を実現するため、氾濫危険情報を発表する洪水予報河川や水位周知河川の指定拡大に向けた検討を推進する。の仮住まいの提供体制の整備を進める。健康 熱中症や感染症の患者発生、大気汚染による健康被害の発生など、気温上昇による健康への影響を最小限に抑制するための予防策や対処策の更なる強化を図っていく。■ 暑さ対策の機運醸成・普及啓発・打ち水グッズの配布、広報展開等を通して打ち水等暑さ対策の機運醸成を図る。・東京2020大会で得られた暑さ対策の知見・ノウハウを都民や事業者等へ発信する。■ クールスポットの創出等・区市町村と連携し、微細ミスト等の暑さ対策設備の設置を推進する。■ 遮熱性舗装等の整備・センター・コア・エリアを中心とした重点エリアの都道において、遮熱性舗装・保水性舗装を2030年度までに約245km(累計)を整備する。■ 都市緑化の推進等・都市のあらゆる空間において良質なみどりを創出するため、開発計画や建築計画等において緑化を図る緑化計画書制度を着実に運用するとともに、都市開発諸制度等の活用による民間の積極的な取組の促進などを通じ、みどりの確保を図る。・減少傾向が著しい市街化区域内農地については、区市と連携しながら、生産緑地地区や特定生産緑地の指定を促進し、保全を図る。・街路樹充実事業で倍増した街路樹の質の確保に向け、街路樹事業においてデジタル技術を活用し、迅速かつ効率的な管理を展開する。あわせて、今後の街路空間に適合したグリーンインフラとしての街路樹整備を展開する。

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