リサイクル[未利用食品マッチングシステム][発芽大豆素材を用いたタコス][昆虫を活用した機能性のある国産飼料][3Dフードプリンターを活用した介護食][太陽光パネルのリサイクル](出典)農林水産省フードテック官民協議会資料(第4回(2022年3月11日))※5従来廃棄されていた食品を原料とし、新たな付加価値をもつ製品を生産すること。く環境負荷が小さく、特性・機能も優れた材料のこと。※7コンクリート塊を破砕・粒度調整したもののこと。※8構造物の解体などによって発生したコンクリート塊から砂利、採石、砂を取り出して新たなコンクリートの骨材としたもの、又はその骨材を利用したコンクリートのこと。0673Rの更なる推進 資源利用に当たっては、リデュースとリユースを基調としつつ、リサイクルが進んでいない資源は、リサイクルルートの拡大やリサイクル製品の普及拡大などの取組を進めていく。未利用食品を有効活用した取組の定着・拡大 区市町村や都の防災備蓄食品をフードバンク等に有効活用するための支援などに分野横断的に取り組んでいく。これらをマッチングするシステムの利用・拡大に向け、区市町村等との情報共有を図りながら、積極的に防災備蓄食品の有効活用を進めるとともに、優良な取組の情報を共有するなど、助け合いの流通モデルの定着・拡大を図っていく。食品リサイクルの推進 事業者がリデュースやリユースに最大限努めた上で、それでも発生する食品ロスについては、飼料化、肥料化、エネルギー化等のリサイクルを図り、リサイクルされた飼料や肥料を用いて生産された農畜産物を利用・販売するといった循環的利用を目指していく。また、フードテック(Food×Technology)の活用などによるアップサイクル※5についても促進していく。リサイクルの更なる推進 焼却灰のセメント原料化、雑紙の紙製品原料化や紙おむつのパルプ原料化など、リサイクル技術が確立されているがルートがないために焼却や埋め立て処分されている廃棄物について、リサイクルルートの拡大を図っていく。 また、2030年代半ばには、FITで設置された太陽光パネルの大量排出が始まり、以降の排出量の増加が見込まれる。都は、2018年に設置した「東京都使用済太陽光発電設備リサイクル検討会」等において、太陽光パネルの高度循環利用について検討を行ってきた。その結果、早急にリユース・リサイクルルートを整備し、パネルメーカー、ハウスメーカー、メンテナンス業者、解体業者、収集運搬業者、リユース・リサイクル業者等各主体連携のもと、高度循環の仕組みを構築していく必要があることが明らかになった。 これを踏まえ、都は、関係事業者で構成する協議会を2022年9月に立ち上げた。協議会を通じて、既存の事業用パネルの仕組みを活用した住宅用のリユース、リサイクルシステムを構築し、太陽光パネルの資源循環を促進していく。アルミ枠ガラスセル/バックシート(出典)NEDO 「太陽光発電リサイクル技術開発プロジェクト」事後評価報告書(案)概要エコマテリアル※6等の利用促進 都自らが率先して、再生砕石※7や再生骨材コンクリート※8等の利用拡大を図っていくなど、環境に配慮した資材等の調達を推進し、都内事業者の取組を先導していくことで、都内の事業活動や都民の消費行動における自然共生・循環型の建築資材、物品等の選択を促進していく。 また、下水の処理過程で除去されるりんの農業用肥料への有効利用を検討するなど、未利用の資源の有効活用を検討することも重要である。※6資源採取から製造、使用、廃棄までのライフスタイル全般を通じて、人に優し
元のページ ../index.html#73