東京都環境基本計画
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[東京水素ビジョン][水素情報館 東京スイソミル][水素製造研究施設][米倉山電力貯蔵技術研究サイト]事業として実施©NEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)©公益財団法人東京都環境公社©山梨県企業局061Columnわかりやすい情報発信 水素エネルギーに対する理解促進に向け、2022年3月に策定した「東京水素ビジョン」を通じて2050年の水素エネルギーが普及した東京の姿を示すとともに、各種普及啓発や東京スイソミルを通じたわかりやすい情報発信を行っていく。また、情報発信のためのプラットフォームの充実を図り、水素の意義や安全対策、最新研究や新技術などをテーマとして様々な手法で発信を行い、幅広い世代へ継続的なアプローチを展開していく。〇福島県浪江町 2020年3月、福島県浪江町に太陽光発電を利用した世界最大級の水素製造研究施設が完成※し、稼働しています。大規模な水電解装置でグリーン水素を製造する試験など、水素製造に関する技術開発が積極的に進められています。〇山梨県 山梨県企業局、東レ(株)、東京電力ホールディングス(株)等は、2021年6月から、山梨県甲府市の米倉山電力貯蔵技術研究サイトにおいて、再生可能エネルギー(太陽光発電)の電力を用い、水の電気分解によって水素の製造から利用までを一貫して実施する実証研究※を運用しています。※NEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)機運醸成多様な主体と連携したムーブメントの醸成 水素エネルギーの社会実装に向けては、水素の技術的知見や利活用に関する意義などの情報共有が重要である。都は、これまで培ってきた民間団体や都内自治体等との普及啓発の枠組みを最大限に利用し、企業間の一層の連携促進を図るとともに、他県や公益財団法人東京都環境公社東京都環境科学研究所(以下「東京都環境科学研究所」という。)、国の研究機関等とも協力し、多様な主体と連携した普及啓発を推進していく。グリーン水素製造に向けた動き 

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