東京都環境基本計画
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急速充電設備×3水素ディスペンサー×2受変電設備等水素ステーション設備洗車機太陽光パネル水素ステーション設備灯油計量器カーシェア駐車場給油計量器×2レンタカーショップ[燃料電池トラック(FCトラック)][燃料電池フォークリフト(FCフォークリフト)][マルチエネルギーステーションのイメージ][バス対応水素ステーション]©(株)豊田自動織機©トヨタ自動車(株)©岩谷産業(株)059燃料電池車両の普及拡大 車両の量産開発が進むFCVの普及に向けて、導入支援策に加え、FCV利用の幅を広げるため車種拡大を促していく。レンタカー、カーシェアリング等の商用利用拡大を後押ししていくなど、利用目的や利便性に着目した施策を強化していく。バスを含む商用車両は、長距離輸送に対応する必要があり、水素利用量も大きいことから、水素活用が特に適している。FCバスは、これまで都営バスを中心に導入が進んでいるが、民間バスも含め更なる普及拡大を図るため、車両価格・燃料費の負担軽減を講じることでFCバスの自立的普及を促していく。 FCトラックやFCごみ収集車、燃料電池フォークリフト(FCフォークリフト)等のその他商用車両についても、車種のニーズや開発状況等に合わせて支援策を講じ、導入を図っていく。船舶など自動車以外の輸送手段での水素活用についても、多様な主体と連携を図り、早期実装と水素需要の拡大を促していく。燃料電池車両を支える水素ステーション整備 水素ステーションは、乗用車はもとより、FCバス・FCトラック等の商用車両にも対応できるよう、水素の充填環境を充実させていく。整備に当たっては、都有地を積極的に活用するとともに、狭小地でも設置が可能な小型水素ステーションの整備を支援する。また、整備・運営に係る一層の規制緩和を国に要望していく。さらに、既存水素ステーションの機能向上等への支援を検討するなど水素ステーションの事業性の確保に向けた取組を進めていく。 用地確保が難しい都内においては、既存のガソリンスタンド等の活用も重要である。環境配慮型の地域のエネルギー供給拠点としての役割も担えるよう、水素ステーションの併設、急速充電器等の設置、ZEVレンタカーやカーシェアリングの導入を推進し、マルチエネルギーステーション化を促進していく。

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