地域の生態系等、多様な生き物の生息・生育環境を保全する共通都民・ 公園・緑地、農地、河川、用水、崖線のみどりなどを保全するボランティア活動などに積極的に参加する・ 自宅の庭やベランダに地域に応じた在来種を植栽し、ガーデニングを楽しみながら鳥や昆虫などの生息場所を創出する・サプライヤーと連携し、サプライチェーンでの森林減少・劣化の削減及び生物多様性の保全に取り組む・ 建築物等の敷地において、緑地や水辺の保全・創出を行う。また、それらの緑地等を「OECM」に位置づけ、将来にわたり保全する 事業者・建築物等の敷地において緑化を行う際には、地域に応じた在来種を植栽する ・ 開発や土地利用の改変を行う場合は、生きものの生息・生育状況や景観、保護価値の重要性などを把握し、保全策を検討する希少な動植物を保全するとともに、外来種対策を行う共通・国外の外来種だけでなく国内の他地域から持ち込んだ生きものを放流・放逐しない・ ペットは責任をもって終生にわたり飼養し、それが困難となった場合には新たな飼い主を見つけるよう努め、遺棄等は行わない。また、釣りなどで捕まえた外来種をリリース(再放流)しない都民・自然地で希少種を見つけても、持ち帰らないようにし、SNSで位置情報は拡散しない ・地域で行われている希少種保全の活動があれば積極的に参加する ・ 特定外来生物が事業活動を通じて拡大しないよう、拡大防止のための調査・監視を行うとともに、事業所や工場の敷地における外来種対策を率先して行う 事業者・事業所や工場の敷地における希少種の生息・生育環境を保全する人と野生動物との適切な関係をつくる共通都民事業者・自社事業所等の管理を適切に行い、不用意に営巣場所を作らない自然環境情報の収集・保管・発信に努める・野生生物のエサとなるような庭木の果物や生ごみなどの誘引物を放置しない・野生生物への餌やりをしないことで、野生生物との間に適切な距離を保つ・ 身近な自然に関心を持ち、身の回りの生きものの観察をするとともに、観察して得られた情報を行政などのデータベー都民スに登録する。また、都や区市町村やその他団体などが実施する生きもの調査に参加する 事業者・事業所等における生き物や自然環境に注目し、調査等を行うとともに行政等に情報提供する ②生物多様性の恵みの持続的利用・活用東京産の自然の恵みを利用する・ボランティアや企業の森に参加することで、東京の森づくりや水源林の保全をサポートする ・都の認証を受けた農産物や有機農産物、特別栽培農産物等を積極的に取り扱い、又は購入する ・水産エコラベルがついた商品や東京産水産物を積極的に取り扱い、又は購入する ・家づくりの際には、多摩産材の使用を検討する ・地元の旬な野菜や果物、東京産水産物を積極的に購入するなど、地産地消に貢献する ・建築や備品購入の機会を通じ、多摩産材をはじめとする国産材の利用を拡大する ・地域の自然環境を、地域の魅力を高める観光資源として活用する・ 水産資源を適切に保全・管理するとともに、生態系や漁場環境を保全するため、河川や海岸での清掃活動を実施する共通都民事業者防災・減災等につながる自然の機能を活用する都民事業者・ 事業所や工場の敷地における緑地や水辺など、多面的機能を有する自然環境を適切に保全・管理し、雨水浸透・雨快適で楽しい生活につながる自然を活用する・自宅の庭を植栽することに加え、雨水浸透ます等を設置する水貯留を促進する・ 自然体験活動、農業体験、生きもの観察会、エコツアーなどに積極的に参加し、東京の自然の多様な魅力や地域に根付く文化、伝統的な農法などを体験する。また、自然の中でのワーケーションやリモートワークを積極的に行う 都民・ 在来種又は古来の栽培方法等に由来する「江戸東京野菜」や伝統的な手法で作られた東京ならではの加工食品を食べることで、東京の食文化への理解を深める 144指針2 生物多様性の恵みを受け続けられる、自然と共生する豊かな社会の実現 ①生物多様性の保全・回復
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