持続可能な資源利用の推進/廃棄物の適正処理大気環境の向上化学物質、土壌汚染などによる環境リスクの低減騒音・振動、悪臭対策等配慮項目共通配慮事項・建設工事における廃棄物の発生をできる限り抑え、資源ロスの削減を図る。・ 再生砕石や再生骨材コンクリート、建設泥土改良土などの再生資材及び合法性・持続可能性が確認された木材など低炭素、自然共生、循環型の建設資材や物品等を選択する(「持続可能な調達」を行う)。違法伐採木材等、サプライチェーンに問題のある原材料の使用を回避する。・ 建設時の副産物については、徹底的に分別し、可能な限り再利用を進める。建設泥土については、可能な限り、自ら利用するとともに、工事間利用に努める。再資源化施設に搬出する場合は、再資源化後の製品の利用状況を確認する。処分が必要な場合には、適正処理に必要な費用を確保し、責任を持って適正に処理する。解体時における建設廃棄物の再資源化等と適正処理の徹底を図る。・建築物の計画に当たっては、補修又は改修しやすい構造にするなど、建物の長寿命化を図るよう設計する。・施設等の運用時に使用する物品等の循環利用が図りやすいように計画する。・仮設の施設等は再利用ができるような資材の選択、構造、利用の仕組みを考えて計画する。配慮項目共通配慮事項・工場・事業場等の建設や改修に当たっては、大気汚染物質による周辺への影響を防止する対策を講じる。・屋外塗装を行う場合は、揮発性有機化合物(VOC)の排出を抑制するため、低VOC塗装を行う。・ ボイラーなどの大気汚染物質を発生させる施設・機器を設置する際は、低NOx・低CO2で環境性能の高い機器の導入を図る。・ 自動車の発生集中交通量が増大するような土地利用、都市開発に当たっては、自動車利用の抑制を図るとともに、大気汚染の影響に配慮し、立地・施設計画を立てる。・ 建設等工事期間においては、資材運搬車両、建設機械などの排出ガスによる汚染を抑制する。また工期の短縮、建設作業者の通勤等における自動車利用の抑制などを進める。・ 建設等工事に伴う粉じんの発生を抑制するとともに、建物の解体・改修に当たってはアスベスト含有建材について、アスベストの調査と最適な飛散防止対策を行う。配慮項目共通配慮事項・ 工場・事業場等の建設や改修に当たっては、VOCをはじめとした化学物質の排出削減や環境リスクの低減を図る設備を導入する。・土壌汚染の有無を調査し、人の健康リスクに応じて、持続可能な土壌汚染対策を行う。・有害物質による土壌汚染の発生を未然に防止する対策を講じる。・ 基準不適合土壌がある土地において建設工事等を行う場合は、土壌の3R(土壌の場外搬出入量の削減、適正な管理の下での土壌の資源活用、原位置浄化等)を意識して計画的に進める。・建設等工事期間においては、排水に汚染物質が混濁しないよう管理する。配慮項目共通配慮事項・ 自動車の発生集中交通量が増大する土地利用、都市開発等については、自動車利用の抑制を図るとともに、騒音・振動等の影響に配慮し、立地・施設計画を立てる。・建設工事等に伴い発生する騒音・振動も抑制する工法を採用するとともに、工事用車両台数の抑制などを進める。・周辺の建設工事の騒音・振動を考慮した施工管理を行う。・ ビルピットを設置する場合には、悪臭の発生を防止するための適正な構造とする。・ 土地利用や都市開発に当たっては、周辺環境を十分に調査検討し、周辺地域の様々な環境影響に配慮して、施設の立地を考える。また、周辺地域への影響をより少なくするよう計画する。■ 資源ロスの削減の促進 ■ 廃棄物の循環利用の更なる促進 ■ 不法投棄対策■ PM2.5・光化学オキシダント対策の推進 ■ 自動車環境対策 ■ 化学物質の適正管理 ■ 環境中への放出・漏出の防止■ 建設機械、工事用車両等による騒音・振動対策 ■ 周辺地域への日照阻害、電波障害、光害、風環境への配慮■ エコマテリアルの利用の促進■ 廃棄物の適正処理■ NOx・VOCの発生抑制■ アスベストの飛散防止■ 持続可能な土壌汚染対策■ 悪臭対策129
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