122・・ 「里山へGO!」(森林・緑地保全活動情報サイト)緑地保全活動に関する多種多様な活動情報を、Webサイトを通じてわかりやすく発信し、自然体験活動を促進■ 共に行動する人材の確保 緑地の保全を推進するボランティアの募集等、多種多様な活動情報を、Webサイトを通じてわかりやすく発信することにより、自然体験活動への参加を促進するなど、環境課題の解決に向けて共に行動する人材の確保を強化していく。■ 効果的な情報発信 省エネやフロン排出抑制など、分野ごとに普及啓発するのではなく、各分野の効果的な環境配慮行動をまとめた総合的な情報発信を行っていく。その際、例えば「断熱改修」であれば省エネやCO2削減だけでなく、ランニングコストの削減や健康への効果、レジリエンスの向上など、総合的なメリットを強調した効果的な伝え方を追求していく。また、子どもや若者、高齢者など対象者の世代別の行動様式に合わせたメッセージやアプローチ手法を検討し、各種媒体を戦略的に活用していくことで、効果的な普及啓発を図っていく。■ 多様な政策手法の活用○ 都民・企業等の脱炭素行動へのアクセシビリティ向上 都民等の再エネ電気のグループ購入のように、周辺自治体との連携も含めて、都民や企業が行政とともに具体的な行動を起こしやすい仕組みづくりを行っていく。○ 「ナッジ手法」の活用 行動科学の知見を活用して、人々が自分自身にとってより良い選択を自発的に取れるよう手助けする「ナッジ手法」を都の施策においても積極的に活用し、施策の効果を一層高めていく。グリーンファイナンスの推進 東京を世界から選ばれる都市へと進化させる取組には多額の資金が必要であり、こうした取組に国内外の資金を円滑に供給するグリーンファイナンスや脱炭素化への移行を支えるファイナンスを発展させていくことが、国際金融都市としてのプレゼンス向上につながっていく。東京のグリーンファイナンス発展に向けた戦略的な取組である「Tokyo Green Finance Initiative(TGFI)」を強力に推進することで、東京から環境と経済の好循環を生み出し、「都市システム」と「金融システム」のグリーン化を同時並行的に進めていく。技術開発支援 産業の基盤を担う中小企業等の持続的な発展を後押しするため、脱炭素化を踏まえた経営支援やモビリティ産業への技術支援、スタートアップ支援等により、グリーンイノベーション創出を促し、新たな成長産業への進出を推進していく。 また、先進的な技術やビジネスモデルの創出を目指す企業グループの取組を後押しし、企業間連携や共同での新技術・ビジネス実装化を促進していく。 さらに、脱炭素に資する製品等の開発・普及を促す仕組みを組み込んだ補助や、取組レベルに応じ補助率等に差をつけた補助など、各主体の積極的な取組を喚起する補助制度を活用していく。デジタルトランスフォーメーションの推進 都が各種制度等により保有するデータの更なるオープンデータ化や、AI・IoTを活用したエネルギーマネジメント等の先端技術の社会実装などデジタル技術を積極的に活用して、環境分野における都政のQOS(Quality of Service)及び都民、事業者等のQOL(Quality of Life)を向上させていく。都政のパートナーである政策連携団体との連携 クール・ネット東京(東京都地球温暖化防止活動推進センター)や東京都環境科学研究所等で培った豊富なノウハウ・現場力を有する公益財団法人東京都環境公社とパートナーシップを深め、公社の持つリソースを最大限活用した都民・事業者の行動変容を促す取組を強化していく。
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