※3 「土壌の3R」 ・Reduce ・Reuse ・Remediation :原位置浄化、現場内浄化等:土壌の場外搬出入量の削減:土壌の資源活用(適正な管理の下での盛土利用等)[高速液体クロマトグラフ質量分析計]110Column2050年のあるべき姿2030年目標●化学物質 ・ 環境中への化学物質の排出に伴う都民の健康等のリスクが最小化されている●土壌汚染 ・ 持続可能な土壌汚染対策が選択されるとともに、土壌・地下水中の有害物質濃度等の情報が社会全体で共有・管理されている●化学物質 ・ 環境中の化学物質濃度が環境目標値と比較して十分低減されている●土壌汚染 ・ 法・条例対象となる土壌汚染対策は、「土壌の3R※3」が考慮されるとともに、土壌・地下水に関する届出情報が社会全体で共有されている 化学物質は我々の生活を豊かにする上で必要不可欠なものである一方、有害性を持つものが含まれているため、化学物質による健康リスク等に着目し、施策を展開していく。 土壌汚染については基準不適合土壌による健康被害防止の徹底を前提に、情報公開を推進し、対策に係る全ての過程で、環境負荷の低減(環境面)や、コストの削減(経済面)、近隣住民等の理解促進(社会面)に配慮した持続可能な土壌汚染対策を講じていく。 東京都環境科学研究所では、都の環境施策の推進に資する調査研究や、東京の環境改善・向上に役立つ幅広い調査研究などを実施しています。 例えば、環境影響を及ぼす可能性のある化学物質について、届出情報や文献などの資料調査、都内で採取した試料の分析等を行うことで排出源や環境リスクの解明を進めています。 また、災害・事故時の化学物質漏えいを想定した環境リスク管理のため、環境中に存在する化学物質の網羅的分析手法の検討等を行っています。環境施策の展開を支える! ~東京都環境科学研究所の取組~
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