[航空機騒音測定][燃料蒸発ガス回収機能が付いた懸垂式計量機]※ ガソリンスタンドでは、主にタンクローリーからの荷卸し時と自動車への給油時にVOCが発生します。StageⅡは、給油時のVOCを回収する機能をもつ計量機を指します。108Column■ 民間団体との連携の推進 災害時には短期間での機動的な対応が求められることから、自治体間だけでなく、民間団体、事業者とも連携を強化し、官民連携による災害時のアスベスト対策を充実させていく。生活騒音・振動対策 区市町村職員に対する研修を充実していくことで、事業者指導等のスキルの向上を図っていく。また、事業者に対しては、防音壁の設置などの周辺環境に配慮した対策の実施や周辺住民への説明会などのコミュニケーションの強化を促進していく。 さらに、建築物の二重窓等を含む断熱改修材などの設置は、省エネだけでなく騒音対策にもつながるため、取組を推進していく。 VOC(Volatile Organic Compounds)は、大気中で気体となる有機化合物の総称です。塗料や印刷時のインク、化粧品等の日用品など、幅広く使用されているほか、給油時にもガソリン蒸気として発生することが知られています。 都では、事業者のVOC削減対策への支援を実施しており、その一つとして、都市部のガソリンスタンドに多い懸垂式(天井式)計量機について、VOC排出削減効果の高い機器(StageⅡ※)の導入を支援しています。これにより、2021年度に、日本初となる懸垂式のStageⅡ給油機が設置されました。騒音・振動 騒音・振動対策の効果的な実施に向け、測定データの収集を着実に行い、発生源を把握していく。また、事業者や区市町村と連携した対策や、都民への丁寧な情報提供を促進していく。交通騒音対策 鉄道騒音に対しては、都内の新幹線や在来線の騒音実態調査を的確に実施し、事業者に対し防音壁の設置などの効果的な騒音対策を要請していく。 航空機騒音に対しては、都内空港・飛行場の騒音実態調査を的確に実施し、関係省庁等に対し航空機騒音対策の一層の推進を要請していく。また、国や関係区と連携して、羽田新経路における騒音発生状況を継続して把握し、都民への情報提供に努めていく。ガソリンスタンドにおけるVOC対策
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