苦情件数2,608件[都内における建設騒音苦情件数の推移][都内における災害発生現場(2019年9月)](件)12,00010,0008,0006,0004,0002,0002010201120122013201420152016201720182019A/B02%10%3%7%3%57%18%特定建設作業(騒音)届出件数B建設騒音苦情件数A建設作業工場・事業場交通機関営業拡声機家庭生活その他(年度)30%25%20%15%10%5%0%1042050年のあるべき姿●大気環境 ・ 世界の大都市で最も水準の高い良好な大気環境を実現している●アスベスト ・ 都内の建築物等に残る危険なアスベスト含有建材が適切に管理・処理され、大気中への飛散が防止 されている●騒音・振動 ・ 騒音・振動問題の解決が進み、都民生活の快適性が向上している交通騒音・振動 都では、新幹線について、2020年度現在、都内15地点で騒音調査を実施しており、6地点で環境基準を達成していない。また、航空機について、東京国際空港(羽田)、各米軍基地、調布飛行場周辺で騒音測定を実施しており、横田基地において16地点中2地点で基準未達成である。なお、羽田空港については新飛行経路が運用されたため、都は新飛行経路直下の7か所で騒音モニタリングを実施し、結果をホームページで公表している。[騒音発生源別苦情件数(2019年度)]生活騒音・振動 東京都内の騒音による苦情件数は2019年度で2,600件程度となっており、50%以上が建設作業によるものである。また、振動に関する苦情の発生源も建設作業に伴うものが90%以上となっている。建設現場では、低騒音重機の使用など、事業者により対策が取られているものの、依然として一定数の苦情がある。 大気汚染による健康リスクを最小化し、誰もが安心で快適な大気環境を享受できるようにする。PM2.5については、世界で最も厳しいWHOの指針値を下回るまで低減していく。アスベストについては、解体・改修工事における飛散防止を徹底するとともに、災害時における倒壊建築物からの飛散防止対策を定着させる。全ての都民が騒音・振動問題に悩まされることなく、快適に過ごせる環境を構築していく。騒音・振動 騒音・振動は、その発生源が多種多様で、かつ、日常生活との関係が深いことから、苦情件数が極めて多い。騒音・振動の発生源への指導は区市が担当(町村部は都)しているため、都は区市と連携した対策や、区市への研修等の支援を実施している。
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