東京都環境基本計画
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)MPS(㎥/gm、)2ON年平均濃度年平均濃度..650 ,xO ,2OS(mpp0(年)環境基準達成率(%)2020(年度)201620182014201220102006200820042002200019961998199419921990198619881984198219781980アスベスト含有建材が使われている建築物の解体棟数は、2050年ごろまで高水準で推移0.090.080.070.060.050.040.030.020.010.0010090807060504030201001976[大気環境濃度の推移(一般局平均)]二酸化窒素(ppm)浮遊粒子状物質(mg/㎥)二酸化硫黄(ppm)光化学オキシダント(ppm)微小粒子状物質(μg/㎥)非メタン炭化水素(×0.1ppmC)[環境基準達成率の推移(一般局)]二酸化硫黄(20局)浮遊粒子状物質(46局)光化学オキシダント(40局)[世界諸都市のPM2.5環境基準及び全測定局年平均濃度(2020):µg/㎥]東京欧州10.1北京:37.5ロンドン:9.6パリ:12.215実績基準二酸化窒素(43局)微小粒子状物質(46局)(日)252318μg16/㎥(14PM122510)、×801p6pmC4(NM2HC0)(年度)1976198119861991199620012006201120162020201580810200020022004200620082010201220142016201820201980198519901995200020052010201520202025203020352040204520502055206020652070207520802085209020952100[光化学スモッグ注意報発令日数及び延べ時間]0.12ppm以上延べ時間米国12[出典(海外都市)]2020 World Air Quality Report:IQAir(2021.7)[都内におけるアスベスト含有建築物の解体棟数の予測](棟)20,00018,00016,00014,00012,00010,0008,0006,0004,0002,0000光化学スモッグ注意報発令日数1996年〜2006年着工の建築物1976年〜1995年着工の建築物1959年〜1975年着工の建築物(年)(延べ時間)1,5001,200900600300116中国ロサンゼルス:14.6ニューヨーク:6.52035103 光化学オキシダント(Ox)は、全局で環境基準を未達成の状況である。光化学オキシダントは目や喉などの健康被害の原因になり得るため、濃度が一定以上となった場合、光化学スモッグ注意報等を発令している。光化学スモッグ注意報の発令日数及び延べ時間数は低減傾向であるものの、毎年一定日数発令されている。 都では、更なる低減が求められるPM2.5とOxの削減に向けて、共通の原因物質である、窒素酸化物(NOx)と揮発性有機化合物(VOC)の削減を進めてきた。アスベスト アスベストは、耐熱性・断熱性・防音性などに優れ、様々な工業製品、特に建築材料に多く利用されてきたが、空気中に浮遊するアスベストを吸入することで、様々な健康被害を引き起こすことが明らかとなり、現在は製造、輸入、使用等の禁止措置が取られている。 しかし、アスベスト含有建築物は都内に多く存在しており、これらの建築物解体時のアスベストの飛散が懸念されている。都内のアスベスト含有建築物の解体棟数は、2050年頃まで高水準で推移することが予測される。 さらに近年は、気候変動に伴う豪雨災害の激甚化が進む中、損壊・倒壊した建築物や災害廃棄物からのアスベストの飛散リスクが増大している。 なお、国はアスベスト含有建材の見落としや、解体・改修工事時の不適切な作業によりアスベストが飛散した事案を受け、2020年6月に大気汚染防止法を改正した。これにより、規制対象となるアスベスト含有建材の範囲が拡充され、解体事業者等が工事前に実施するアスベスト調査結果の行政への報告が義務化された。

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