[エコロジカル・ネットワークと市街地内のみどりの質の向上][汚泥等しゅんせつ土量(2021~2030年度)(見込)][オガサワラカワラヒワ]河川名しゅんせつ土量隅田川新河岸川日本橋川新中川543.89.740.86.4地区名しゅんせつ土量江東芝浦合計16080240河川名しゅんせつ土量中川神田川石神井川目黒川合計(単位:千㎥)71.627.05.25.2709.7094河川エコロジカル・ネットワークの形成 公園・緑地、農地、河川、用水、街路樹、運河、崖線の緑などの整備・保全を進めるとともに、民間等の取組を促し、生きものの生息・生育環境のつながりを高め、分断化しているみどりのネットワーク化を促進していく。また、隣接する自治体とのみどりのつながりを大切にして、生物多様性の連続性を担保していく。市街地における身近なみどりの保全・創出 多様な主体と連携し、屋敷林、雑木林、農地などの市街地におけるみどりの保全を進めていく。また、都市公園や街路樹、公共施設・住宅市街地等における地域に応じた在来種による緑化や水辺空間の創出など、限られた空間を活かして、生物多様性を高める工夫を進めるなど、身近なみどりの保全・創出を推進していく。 さらに、河川、運河等において、堆積した汚泥のしゅんせつ等の対策を実施することで東京湾や河川における水質改善を図るとともに、水生生物の生息空間としての水辺環境の保全・改善に貢献していく。東京港開発時における生物多様性への配慮及び新たな緑の創出 条例に基づき、開発事業を適切に審査し、生物多様性への影響を回避・低減するとともに、地域に応じた在来種を植栽するなど生態系に配慮した緑化を促進していく。 行政が実施する公共工事や施設改修等では、生物多様性への影響を回避・低減するほか、積極的に生態系に配慮した緑地や水辺の創出に努める。また、都市開発諸制度を活用し、開発区域のほか、開発区域外における生きものの生息・生育空間の保全に資する取組を誘導していく。生態系や人への被害を及ぼす外来種対策の推進 外来種の拡大を防ぐため、最新の被害や生息状況を反映した効果的な対策を実施していく。生態系や人の生命・身体に影響を及ぼす侵略的外来種は捕獲などにより被害の低減を進めていくほか、各種事業で植栽を行う際は、生態系に被害を及ぼす外来植物を用いないよう配慮していく。区市町村や市民協働による外来種対策が促進されるよう、NPOや専門家等と連携・協働し、対策に携わる人材育成や効果的な防除技術の普及啓発を行っていく。 外来種の侵入に対して脆弱な、固有の生態系を有している島しょ部や、池沼等の閉鎖水域では、水際対策など侵入の早期発見に努め、被害の防止を推進していく。 また、ペットを遺棄しないよう、動物の適切な飼養について普及啓発を実施していく。希少な野生動植物の保全と外来種対策希少な野生動植物の保全 都内の野生動植物の最新情報を収集・把握するとともに、必要に応じて基礎調査を実施し、レッドリスト等を定期的に更新していく。希少な野生動植物が生息・生育する重要な自然地を保護地域として指定するほか、希少な野生動植物の保全や、絶滅のおそれがある種の域外保全による保護増殖などを実施していく。また、区市町村や市民協働による希少種の保全活動の推進や、活動主体間の連携を促進するため、技術支援や人材育成等を行っていく。
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