東京都環境白書2021
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10*消費ベース排出量の観点を踏まえた取組※東京都環境審議会における計画改定の審議状況は、P5参照詳細はこちらカーボンハーフへ向けた道筋を明らかにし、その実現を確かなものにカーボンハーフを目指す2030年は、すぐそこにあります。この実現に向けて、取組を早期に強⼒に具体化していくことが不可⽋です。都は、2021年5月、東京都環境審議会にて東京都環境基本計画の改定に着⼿し、併せて、条例による制度の強化・拡充の検討を進めています。気候変動分野の施策のあり方については、他分野に先駆け、2021年12月までに集中的に審議を⾏い、カーボンハーフ実現に向けた道筋として、業務や家庭、運輸など部門別のCO₂排出量やエネルギー消費量削減の新たな目標⽔準と、その実現のための施策の基本フレームを提⽰しました。こうした議論も踏まえ、2022年2月に、「2030年カーボンハーフに向けた取組の加速-Fast forwardto “Carbon Half”-」を策定しました。東京都のカーボンハーフへ向けた道筋を具体化し、各分野で直ちに加速・強化する主な取組を⽰しています。カーボンハーフの実現に向けては、各部門(産業・業務・家庭・運輸等)において、右に⽰した①から④までの取組を「効率化」「エネルギー・素材転換」「⾏動変化」等により、「時間軸」も踏まえながら、強⼒に展開していきます。2030年の東京が、2050年の東京を形作ります。「2030年-2050年での更なる排出削減」を進める⼟台づくりも進めていきます。気候変動は、生物多様性や大気環境など他分野とも相互に連関しています。こうした観点も踏まえ、取組を進めていきます。⾏動の加速を促す新たな部門別目標(案)各部門が目指すべき削減目標を明らかにし、各部門の削減対策を促進規制等も含めた、施策の抜本的強化条例制度の新設・強化、⽀援策の拡充等により脱炭素化を強⼒に推進都⾃らの率先⾏動を大胆に加速社会を牽引するため、隗より始めよ、都自らの取組を加速2030年カーボンハーフに向けた取組の基本的な考え方カーボンハーフへの道筋を具体化する3つの取組(2022年2月策定)2030年カーボンハーフに向けた取組の加速-Fast forward to “Carbon Half”-

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